imageimage
eyecatch
シェアする
更新日:2024年10月23日
文字サイズ切り替え
音声読み上げ
この記事は2705文字です。
  • 目次
    • 愛猫が迷子になったら
    • 室内での隠れ場所
    • 家具の裏や下
    • 高い場所
    • 屋外での隠れ場所
    • 建物の周辺
    • 車の周辺
    • 家の周りの自然環境
    • 迷子になった猫の効果的な探し方
    • 時間帯
    • 呼び方の工夫
    • 匂いの活用
    • まとめ

迷子猫を見つけるコツ|意外と身近な隠れ場所をチェック

愛猫が突然姿を消してしまったら、飼い主さんにとって大変不安な状況ですね。しかし、そんな時は落ち着いて行動することが大切です。多くの場合、猫は意外と身近な場所に隠れていることが多いのです。
この記事では、迷子になった猫の隠れ場所や、効果的な探し方のコツをご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、いざというときの参考にしてください。

愛猫が迷子になったら

まず、愛猫の居場所がわからず迷子になったと気づいたら、慌てずに冷静に対応することが大切です。猫は好奇心旺盛な動物ですが縄張り意識が強く、知らない場所へ行くことには慎重になる傾向があります。
地震や突然の音に驚いてしまっても、急に遠くには行かず身近な場所に隠れることがよくあります。

多くの場合、愛猫は思いのほか近くにいる可能性が高いので、まずは、家の中や周辺をくまなく探してみましょう。
ここからは、室内と室外の猫がよく隠れる場所をご紹介していきます。

室内での隠れ場所

隠れる猫1062
出典:写真AC:コードエイル

家の中には、猫にとって安心できる魅力的な隠れ場所がたくさんあります。愛猫が室内にいるのか屋外にいるのか、姿を見つけられない場合がありますよね。その時点では、脱走や迷子とは決めつけず、まずは室内の以下の場所を重点的にチェックしてみましょう。

家具の裏や下

ソファーの下やたんすの引き出しの中など暗くて狭い場所は、猫にとって絶好の隠れ場所です。普段は行かないような場所でも、大きな音に驚いてパニックになった時は潜り込んで隠れる場合があります。
冷蔵庫の裏は意外と見落としがちな場所です。冷蔵庫を少し動かして、後ろをチェックしてみてください。クローゼットの衣類の間も隠れやすい場所です。注意して確認しましょう。

高い場所

猫は高い場所が好きです。姿が見えない時は本棚の上など、普段目が届きにくい場所もチェックしてみましょう。キッチンの吊り戸棚の上も、猫の隠れ場所として人気です。脚立を使って安全に確認してください。

屋外での隠れ場所

もし室内で見つからない場合は、屋外に逃走してしまった可能性も考えられます。ただし、普段から外に出る猫の場合でも、通常の行動範囲を超えて遠くまで行ってしまうことは稀です。まずは落ち着いて家の周りをよく確認しましょう。

建物の周辺

建物の軒下は、雨や日差しを避けられる絶好の隠れ場所です。室外機の裏や下など、少し暗く静かな場所なので、猫は安心して隠れることができます。壁の隙間や境目など、小さな場所にも入り込んでしまいます。家の周りの暗くて狭い場所は特に注意して見るようにしてください。物置の中や周辺も、猫が好む隠れ場所の一つです。扉が開いていないか確認し、中も探してみましょう。また、側溝にハマって抜け出せなくなるようなこともあります。気を付けてみてあげましょう。

車の周辺

車の周辺には、猫が隠れやすい場所が沢山あります。車体の下や上、タイヤ付近、ホイールの中、エンジンルーム内などをチェックしてください。隠れ場所としての人気の高さゆえに、気が付かずエンジンをかけてしまわないような事故があるほどです。
そのような事故を未然に防ぐ「猫バンバン※」という活動まであるそうです。

※ 痛ましい事故を未然に防ぐため、車に乗る前にボンネットをバンバンと叩くことを「猫バンバン」といいます
出典:Wikipediaフリー百科事典 猫バンバン

家の周りの自然環境

庭や近所の茂みは、猫が身を隠すのに適した場所です。密集した葉っぱや茂みの中に隠れていることがあります。静かに近づいて、注意深く探してみましょう。近くにある木の上も忘れずにチェックしてください。
排水溝や下水道のマンホールも、猫が入り込む可能性がある場所です。周辺をよく確認してみましょう。

迷子になった猫の効果的な探し方

隠れる猫とおやつでおびき出す飼い主の女性
出典:写真AC:FineGraphics

迷子になった猫を見つけるためには、やみくもに探すことはおすすめできません。猫の特性を理解し行動できると良いでしょう。ここでは、効果的な探し方のコツを紹介していきます。

時間帯

猫は夜行性の動物です。夜明け前や日没後など、静かな時間帯に探すと見つかりやすいでしょう。この時間帯は猫が活動的になり、呼びかけた時の反応を得やすい傾向があります。また、昼間よりも静かなため鳴き声が聞こえやすくなります。

呼び方の工夫

普段愛猫を呼ぶときの声や言葉を使って繰り返し呼びかけてみましょう。また、おやつの袋をカサカサさせるなど、猫の興味を引く音を出すのも効果的です。ごはんが大好きな子は食器の音に反応してくれるかもしれません。

匂いの活用

猫は嗅覚が非常に優れています。お気に入りのごはんや、お気に入りのベッドなどを外に置いておくと、その匂いを頼りに戻ってくる可能性があります。

まとめ

迷子になったと感じた場合の、猫の隠れ場所を紹介しました。
「見当たらない?」「呼んでも出てこない…!」と思い不安になった際は、まず落ち着いて行動することが大切です。多くの場合、猫は意外と身近な場所に隠れています。室内や屋外の隠れやすい場所を丁寧に探し、効果的な探し方を意識することで、愛猫を見つけられる可能性が高まります。
もし長時間経っても見つからない場合は、近所への張り紙や地域のSNSでの呼びかけ、動物保護施設への問い合わせなど、さらなる対策を行いましょう。

迷子の猫を探すには迷子ペット探しに特化したサイトを利用する方法もあります。
以下の機能を利用すると迷子の猫の情報から情報収集することができます。本記事で紹介した隠れ場所を探しても見つからない場合は、ぜひ活用してください。
Find MissingPets.jp


迷子
探し方

記 者

福山泉
福山泉トリマー7年・グループ病院広報10年の経験がある、動物好きのWebライター。動物に関わる誰かの役に立つよう、想いを込めた読みやすい記事の作成を心掛けています。趣味は愛猫を眺めること。忙しい動物病院の集患業務サポートを行うフリーランス広報としても活動中。

監 修

すやま獣医師
すやま獣医師麻布大学獣医学部獣医学科卒業、臨床歴10年以上の獣医師 動物臨床医学会 獣医総合臨床認定医 一次診療施設、二次診療施設のどちらも経験 動物病院の元院長 現在は動物の情報を正しく世の中に広げるためにwebライターとしても活動中